| 十二指腸潰瘍を患い手術を受けるが、当時の医療技術では治療が難しく、余命いくばくもないと医者からも見離される。しかしこのとき「桜沢如一という人がやっている民間療法なら治るかも知れない」と医者に教えられ、最後の望みをかけて桜沢先生に会うために上京する。
当時、東京の目白の「スターハイツ」の6階でマクロビオティックの指導をしていた桜沢先生を訪ね、病気の治療を依頼するも、「ここは病気の治療をするところじゃない、病人に用事はない、帰れ!」と言われる。
しかし、もはや桜沢先生以外に自分の命を救ってくれる可能性はないので、決死の思いで三日間そこにねばって居座り続けたところ、その根性を認められ、ついに桜沢先生からマクロビオティックの指導を受けることになる。
最初の10日間は、玄米・お茶・ごま塩だけの食事を与えられ、「廊下で寝とれ」と言われる。余計なカロリーを消費しないように新聞を読むことも禁じられる。
10日後から、「7号食」と呼ばれるもっとも重病人に与えられる食事で本格的なマクロビオティック療法開始。その後めきめきと健康を回復していき、ついに完治するにいたる。この事実に感動し、桜沢先生に師事するようになる。 |